タイトルの通り、2009年テレビ朝日系列放映「仮面ライダーディケイド」を私的にリ・イマジネーションしようというブログです。 同番組、並びスタッフ、石ノ森プロ、東映、バンダイとは一切関係ありません。
2011年6月11日土曜日
4 アギト・電王の世界 -魂のトルネード- その16
『ロッドフォーム』
ネガの上半身アーマーが一旦着脱、肩から上半身全てを覆うアーマーへ再構成され、マスクも巨眼が丸く、二本角の生えたそれに変化。
同時にデンガッシャーも4つのパーツへ一旦分離、刃、軸、機関、グリップの直列繋ぎとなり、もっともリーチのある『デンガッシャーロッドモード』と化す。
「ボクに釣られてみる?」
長竿を振り回しながらネガがゆっくりとディケイド-キバに迫る、振り回しているのは遠心力を保存している為、間合いに達したところで、ロッドを機関部からグリップに持ち替えて大きく薙ぐ。
「武器が変わった。」
側転で躱すディケイド-キバ、持ち前の疾さからロッドを掻い潜ってセイバーを対手の身に打ち付けるものの、ネガは怯む事すら無くロッドを腹に打ち付けた。
「中のイマジンが入れ分かったぞ、分かってんのかこのカドマツ!」
士は知らない。電王スーツは憑依したイマジンの能力を反映する事を。今は防御力を飛躍させるイマジン。故にオーラアーマーの表面積を拡げてその効果を最大限にする。
「力が足りない、オレの中に入れ赤いの!」
ややネガと距離を置いて起立するディケイド-キバ、
「なんでもいい、ぶちこんでやるぜ!」
トンネルを浮遊していた光の珠がディケイドの体内へ。
「オレ、参上!!・・・・オレに戦かわせろカドマツちゃんこ!」
だが声とは裏腹にディケイド-キバ、セイバーをアスファルトに刺し、バックルを開いてカードを装填。
「メインはオレでいく。」
『KAMEN RIDE KUUGA』
ディケイド、キバよりクウガへ。体術の均整取れるこの姿で一旦ネガのロッドを受け止め流す。
「ちょ待て、じゃあなんで、お、これはお気に入りの角、」
「勝手に動かすな、おまえがただ中にいてくれる事がキモなんだからな。」
ネガのロッドをまともに額に食らい頭を抑えながら2撃めをスレスレで躱すディケイド-クウガ。
「おまえだけでどうにかなんのかよ!」
ディケイド-クウガが避けながらカードを一枚、
「なるから言ってる。」
「フン、やってみろちゃんちゃんこ!」
『FORM RIDE KUUGA DRAGON』
より軽快な動作でロッドを回避するディケイド-クウガ、全身のカラーは青へ変貌している。先に刺したガルルセイバーを手にすると、物質変換、ネガのそれよりもさらに長い『ドラゴンロッド』と化す。
「いくぜいくぜいくぜ!」
「やってるのはオレだぁ!」
速攻で組み手するディケイド-クウガ、圧倒的な速力に同じロッド使いでも防御一辺倒になるネガ。
「ボクに釣られてみる!?」
一旦その自慢のオーラーアーマーで受け止めた直後を狙うも、既にドラゴンの機敏さは次の回避から攻撃に流れており極至近のインファイトながらその姿を捉える事ができない。動きをカバーする為のロングリーチの得物と、力をカバーする為の得物の差が出る。
「おいおい、対手ピンピンしてるぞこのチャンチャンコロリン、」
だがネガ最硬のフォームにドラゴンの力は薙ごうが突こうが通用しない。一方的に打ち込みながら拮抗、それどころかアクションの大きい分体力を一方的に消費しているドラゴン。
「最初から分かっている。」
打ち付けアーマーに止められるドラゴンロッド、対手の反撃の横薙ぎ、それを潜って躱すディケイド-クウガ、
「ボクに釣られてみる!!!」
ディケイド-クウガ、ロッドをアスファルトに立て、それを軸に足払い、
声を上げて転倒するネガ、
素早く足でネガの喉元を抑え込むディケイド-クウガ、
「どうだ、」
敵を抑え込んだ上でカードを一枚出すディケイド-クウガ、
しかし今度は敵が速い。
『アックスフォーム』
アスファルトに抑え込まれながら上半身のアーマーか再構成され、前面に最硬のガードを固めたマスクに鼻から額に縦に刃が生えるそれは『アックスフォーム』。デンガッシャーも刃部、軸部、グリップ部が直列、機関部が刃部に添えられる形で、廃熱にも使われる半月のエッジが伸びて片刃斧と化す。もっとも重量のある機関部をグリップより放して設置し、刃のコントロールよりも、直噴の出力のみの荒々しい破壊力を追求したそれが『デンガッシャーアックスモード』。
「泣けるで!」
下から腕だけの振りであった、
「ボヤボヤすんな!」
と咄嗟にカード装填を中断し、ロッドを並行防御に構えたのはモモタロスの機転であった。
「ぐわ」
だがしかし受けに入ったロッドが中央から折られ、デンガッシャーのエッジを食らって、宙に浮き上がり、転がり、ドラゴンの素早さで辛うじてしゃがみ姿勢で構えるまで立て直す。
「泣けるで。」
歩み寄るパワー型のネガ。その歩みはロッドよりもさらにスロー、間合いをゆっくり計り、そしてまたまたパスをいずこから取り出しバックルに翳す。
『フルチャージ』
迸るフリーエネルギー、ベルトからデンガッシャーへエネルギーを伝達、デンガッシャーのエネルギーと相まってエッジの光彩を増す。
デンガッシャーを頭上へ投擲、
跳躍するネガ、
跳躍しディケイド-クウガ直上、
デンガッシャーに追いつきキャッチ、
エッジ振りかざし降下、
「やはりな、また武器が変わった」
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