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私は、いつもこうして士クンに守られてきた。
士クンは私と瞳う合わせると、いつものようにすぐ目を逸らして逃げる。
もうちょっとちゃんと視ろ、
私はアナタが知りたいんだ、
だけど、あの夢はなんなんだろう?昔起こった事?それとも予知夢?
私の士クンへの静かな願望かしら?じゃあ私が殺されそうになったのもなにかの願望?
「ディケイド・・・・・・?」
私達を攻撃してきた、あそこにも『ディケイド』そっくりな気色の悪い敵がいる。助けてくれた士クンをアレと私は混同していたのかもしれない。
そうだ、きっとそうに違いない、
士クン、悪くない、きっと悪くないです、士クンは私を、ずっと守ってくれていた私の・・・・・・、
答えを教えろ、門谷士。
もっと私を視ろ、ちゃんと視て、私が私の事を忘れるくらいに士クンの事で頭をいっぱいにしろ。
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